土屋薬局からのお知らせ　１０月２９日

おはようございます。今月最後の土曜日です。昨日の金曜日は、体外受精で採卵にむかうお客様のご相談とバルトリン腺炎の漢方相談がありました。

体外受精の漢方相談では、「採卵」→質のよい卵、グレードの高い卵を目指すことと、「移植」では別に考えます。

まず第一段階で胚盤胞を目指すかたの場合には、体質にあわせて補腎、活血、健脾、養血調経などバランスを考えます。

舌ベロが大きくて歯型がつく体質のかたは、気虚といって陽気の推動力が足りないので、分割が遅い、胚盤胞まで行きづらい傾向があります。

補腎薬でとくに補気に強いものを選びます。

精子の問題、精子がフレッシュで壊れていないことも大切なのでご主人さまの状況もよくお聞きします。

夫婦で漢方を飲んでいるほうが妊娠出産になりやすい傾向が高いと思います。けっこうご主人さまが一人でも来店するケースのほうが、「主人力」が高いので奥様をリードして経済的なバックアップもあってよいようです。

いずれにしましても、私達も結婚１０年過ぎて第一子を授かったのでお客様の切望する気持ち、よく分かり、実感しておりますので、子宝を願うかたには皆様に幸せになっていただきたいと熱望しています。

バルトリン腺炎は、２回めの相談になりましたので、だんだんと要領えてきました。お医者さんでバルトリン腺炎を切って排膿しても、膿疱がまたできつつある。

日によって、痛み、かゆい、など痛みの質が変わるそうです。

前回と違った清熱解毒で体質を強化しつつ、慢性炎症が改善していっていただきたいです。

バルトリン腺炎のかたも気虚の体質が多いようです。

虚証のばあいには、薬局にくる若い年代のかたは、気虚や血虚のどちらかになりますので、食養生などもおって紹介しています。

個人的には気虚のかたで冷える場合には、もち米がおすすめです。玄米とかは食べないほうがいいですよ。

あとは妊活している方もそうですが、激しい運動で汗をかいたり、温泉でじっくり汗をかくこともやめていたほうが賢明です。

汗（津液）＝血（けつ）

汗血（かんけつ）同源といって、汗のかきすぎよくないです。血の道症に悪いです。

汗⬆→血（けつ）⬇

です。

お風呂も入らなくてもいいのでシャワーでさっとすませて、早く寝たほうがいいです。