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2021.09.22

地元人気作家にきく!読書のススメ

「教場」シリーズで人気の小説家 長岡弘樹さん、絵本と童話の作家 深山さくらさん

長岡弘樹さんの代表作「教場」シリーズ。警察学校を舞台にした新しい警察小説。「教場」は2013年週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位を獲得。

小説家 長岡弘樹さん。山形市出身、山形市在住。「真夏の車輪」(2003年)第25回小説推理新人賞受賞。「傍聞き」(2008年)第61回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。

絵本、童話、紙芝居など350作以上を執筆。課題図書や全国学校図書館協議会選定図書など。山形県内に題材をとったノンフィクションも。

絵本と童話の作家 深山さくらさん。上山市出身、山形市在住。「かえるのじいさまとあめんぼおはな」(2008年)第19回ひろすけ童話賞受賞。やまがたさくら会ものがたり研究室主宰。創作教室や読み聞かせ活動実施。

「教場」シリーズで人気の小説家 長岡弘樹さんにお話を伺いました。
 
―作家になろうと思ったきっかけは?
長岡 大学生の頃で、実はそれまであまり本を読んでいませんでした。大学1年の時にたまたまある雑誌で紹介されていた一冊を読み、その時初めて「日本のエンターテイメント小説はこんなに質が高いんだ」と知ったのです。急に小説が好きになり、できるだけ時間を作って小説を読むようになりました。1年後くらいには自分で書けないかと考えていましたね。でもそれまで文章とは無縁でした。それで文章を書く練習という感じで、毎日少しずつ日記をつけてみたり映画の感想を書いたりしました。20代の間ずっとそれを続けていたらなんとなく書けるようになり、デビューできて今に至っている感じですね。
 
―印象的な読書体験は?
長岡 きっかけになった冒険小説です。小学生の頃、ジュブナイルの江戸川乱歩シリーズは読んでいましたね。友達と競争になり、負けたくないと思って学校帰りにも金次郎スタイルで一生懸命読みました。小さい頃からそのジャンルが好きだったようで、今でも本格推理が一番です。

 
―読書のときに心がけていることは?
長岡 昔は一冊を隅から隅まで読む精読をしていました。今は逆で、いろいろなジャンルを浅くてもいいからたくさん読む、という読書になっています。読んだり背表紙でさらっと見たり一部目を通すようなスタイルなので、月に数百冊くらいでしょうか。鉱山で金鉱を探すような、読書というよりネタ探しで読書としては邪道かもしれないです。あれだけ読むのが好きだったのに、仕事のための読書になってしまって。時間がなくてゆっくり楽しむための読書ができなくなったのが残念です。
 
―長岡さんにとって読書とは?
長岡 昔は最大の楽しみでしたけど、残念ながら仕事の一部になってしまいました。でも大好きなことの一つではあります。紙の手ざわりが好きなのでやっぱり本を手に取るのがいいですね。
 
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優しい気持ちにしてくれる作家 深山さくらさんにお話をお聞きしました。
 
―作家になろうと思ったきっかけは?
深山 小さい頃母から読み聞かせをしてもらった経験があったので、自分も子どもに読み聞かせをしたいと思っていました。その姿を見て夫が「山形で遊んだことをお話にしたら?」と言ってくれたのがきっかけです。文章を書くのはどちらかというと苦手だったのですが、プロが教えてくれる童話教室に通ってみたらハマってしまって。コンクールなどに送っているうちにぽつぽつと入賞のお知らせをいただくようになりました。いろいろな方に文章のことなどを教えてもらって今に至ります。
 
印象的な読書体験は?
深山 『十五少年漂流記』は表紙に惹かれて読んだのですが、無人島や海にわくわくし、団結して困難に立ち向かう姿に感動しました。『誰も知らない小さな国』はもしかしてコロボックルがその陰に…とドキドキしたものです。それから先生が臨場感たっぷりに読んでくれる紙芝居がとても楽しみでした。
 
―読み聞かせを通して伝えたいことは?
深山 読書の楽しさですね。いろいろな場で「忙しい生活の中でも1日10分読み聞かせを」と伝えています。続けていくと次第に読書が楽しく、読み聞かせが楽しみになってきます。親子の会話やふれあいのきっかけにもなります。
 
―深山さんにとって読書や読み聞かせとは?
深山 必要不可欠なもの、ライフワークですね。小説や物語は自分を重ねて読むので他人の生き方を学ぶことができます。読み聞かせは人と出会い繋がり関わることで、いろいろ教えてもらったりやりたいことが見つかったりして生きる力をもらっています。

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