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2021.04.27
~医療福祉の現場を目指して~ やまがたで看護師への道を学び進む若者たち
患者さんの深い理解を目指し、今できる知識と経験の積み重ねを
県立保健医療大学3年 岡崎愛未さん
専攻科2年 髙橋しいなさん
気づきと考えることが信頼に。日々の学びと現場への新たな決意。
看護師を目指して学んでいる、県立保健医療大学3年の岡崎愛未さんにお話を伺いました。
―看護師を目指したきっかけは?
岡崎 高校1年生の頃、祖父が入院した時の看護師さんの対応を見て「こういう風になりたい」と思ったのがきっかけです。家族の私たちにも優しく気を使ってくださって、それがとても印象に残り進路をきめました。
実習でいざそういう対応をしようと思ってもなかなか難しく、もどかしさも感じます。今、慢性看護について学んでおり、長い期間を病気とともに生きてこられた方は、入院中も生活をしているという歴史のようなものがあると思います。患者さんの生活者として日常の小さな積み重ねを大事にすることが信頼につながると感じているので、それを見つけられる看護師になりたいと思っています。
―自分の糧になったことは?
岡崎 実践の場で行う機会が増えてきて、そこでしか得られない学びが自分の糧になっていると思います。認知症の患者さんを受け持たせていただいたときは、何度も同じ話を繰り返している方が日常的に長く関わる職員さんの名前や雰囲気を覚えていたのが印象的でした。短期記憶が難しい患者さんでも日々の積み重ねが大切だと学びました。
―残り一年、学びの決意を。
岡崎 コロナ禍の大変な中で働いている看護師さん・保健師さんを尊敬しますし、そこで自分は何ができるのか、と今とても感じています。実際の現場で働くときにはいろいろな知識が必要なので、今の実習期間に基本知識の積み重ねを大事にしていきたいと思っています。病院実習が難しいときも学内実習など考えてくださる先生たちに感謝していますので、実際の現場に向けて頑張りたいです。
この春看護師として踏み出す、県立山辺高等学校専攻科2年の髙橋しいなさんにお話を伺いました。
―看護師を目指したきっかけは?
髙橋 元々人の体や病気について興味があり、幼いころから医療職を目指していました。中学の特別授業でウガンダの子ども兵の胸が苦しくなるような状況と、保護された病院で心身ともに疲れ果てた子どもたちを一番近くで寄り添って支えたのが看護師であることを知り、自分も人を支えられるようになりたいと思い、少しでも早く看護師になれるこの学校に入りました。
―5年間で得たものは?
髙橋 臨地実習で多くの学びがありました。高校3年の実習で、認知症の方との関わりが初めてで、最初は看護学生として何をするのが正解かもわからず患者さんに言われたことしかできませんでした。しばらくして発言と行動の不一致や日中の眠そうな様子に気づき、看護師さんとの情報交換で昼夜逆転の傾向を聞きました。自分でもできることを考え、少しでも日中覚醒できるよう外の景色を見えるようにするなど刺激を意識するようにしたところ、改善がみられ患者さんにも覚えて頂けました。必ず何かに繋がると信じて、本当に必要なことや、より良くするために私たちができることなど考えなくてはならないということを学びました。
―看護師として踏み出す思いは
髙橋 5年間はあっという間で、国家試験に合格できれば現場で看護師として働くと考えると、楽しみな反面不安も大きいです。今も勉強していてわからないことが出てくるので、働いてからも自分が理想とする個別性にあわせた看護が一日も早く提供できるように、日々学んでいきたいと思います。