山形でHAPPYに暮らすための地域情報ポータルサイト
エリア情報
0517
店舗
0185
商品
0105
クーポン
0028
イベント
0057
採用情報
0042
街の声
0107
記念日
0003
特集コラム
0018

2021.12.13

定時発着率1位!おいしい山形空港のヒミツ

愛称「おいしい山形空港」 山形の食、文化、歴史、自然、人。すべてがおいしいという意味が込められています

山形空港ビル株式会社 管理部長 近野裕毅さん

南陽市から提供された菊の展示。多くの自治体から地域の花が提供されている

山形県山形空港事務所 施設管理専門員 鈴木健市さん

進入角指示灯。 見る角度によって白または赤に見え方が変わる

山形県山形空港事務所 施設主査 佐藤俊則さん

ターミナルビルを管理する山形空港ビル株式会社 管理部長 近野裕毅さんにお話を伺いました。
 
―山形空港について教えてください
近野 山形空港は昭和39年に「神町空港」として開港しました。今のターミナルビルは昭和59年に新築したものです。平成26年に開港50周年を記念し、公募により「おいしい山形空港」と愛称が決まりました。現在1日8往復、羽田・伊丹・名古屋・札幌便が就航しています。とても立地が良く、駅や市街地に近い恵まれた空港です。
 
―利用状況はどうですか?
近野 平成2年には74万人ものご利用を頂きましたが、山形新幹線開通等で、年11万人程度にまでご利用が落ち込んだ時期もありました。それが震災時に仙台空港の代替え空港として活躍したことで風向きが変わり、関係者のご尽力で羽田・名古屋・札幌と定期便が充実し、コロナ前では年33万人程度まで復活していました。また、インバウンド誘致で、令和元年には年間200便超の台湾国際チャーター便をお迎えしました。コロナ禍で状況は一変してしまいましたが、国内線は最近ようやくお客様が戻って来ております。
 
―地域との繋がりも強いそうですね
近野 実は山形は東北一の花の産地なので、自治体さんの観光PRには、ポスターとお花も一緒に展示して山形の良さを紹介しています。他にも県立高校で農業を学ぶ生徒さん達が育てられたお花を高校名も添えて展示し、お客様をお迎えしています。それが知事の目に留まることもあり、親御さんも自慢できることでしょうから、当空港の「おもてなし」の正解のひとつと思っています。他にも小学生の総合学習に協力させて頂いたり、地元の写真愛好家の写真展なども気軽に開催頂いたりしています。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
山形県山形空港事務所 施設管理専門員 鈴木健市さんと施設主査 佐藤俊則さんにお話を伺いました。
 
―山形空港事務所の役割は何ですか
鈴木 山形空港の管理者は山形県で、安全管理や空港施設の整備を行い安全に運航されるようにしています。山形空港はさまざまな事業者や機関の連携によって運営されていますが、その中で当事務所は滑走路、航空灯火、エプロン(※)などの空港施設や駐車場を含めた施設の整備や維持管理を行うとともに航空機の安全運航のための保安業務も行っています。
 
―空港には灯火が多いですね
鈴木 山形空港には19種類658個あります。夜間や視界が悪いとき、離着陸および地上走行を援助することで安全性の向上と定時運航を促進させます。航空灯火には白・赤・黄・緑・青の5色があり、赤=危険など各色が持つ心理的効果とパターンの組合せで特性が付与されています。例えば進入角指示灯はパイロットが視覚的に進入角が適正か確認するものです。4つの灯火が1列に並んでいて、角度によって白または赤に見え方が変わります。適正な3度で進入すれば滑走路側から「赤・赤・白・白」に見えますが、低いと赤が増えるのです。赤=危険という心理と赤4つは進入角が低過ぎることを意味し、注意を促します。滑走路中心線灯も終端までの距離と危険度を色とパターンで示しています。
 
―点検整備が細かそうですね
鈴木 毎日、毎月毎、数か月毎、半年毎に各種定期点検を行います。点灯状況や設定など確認し交換整備を行います。進入角指示灯の角度は0・1度のずれも許されません。
 
―滑走路について教えてください
佐藤 山形空港の滑走路は幅45m、両脇のショルダー部分を含めると幅60mで、長さは2000mです。滑走路表面にはグルービングという溝があります。横断勾配のついた路面に横方向に溝を設けることで排水性をよくして安全に離着陸するためのすべり抵抗性を確保しています。実は山形空港はグルービング工法を採用したの国内初の空港なんです。
パトロール車での定時点検は1日2回、徒歩点検は年に4回します。他に定期的に、測量による路面勾配の測定や、専用車両による路面のすべり抵抗性やひび割れ、わだち掘れ、平坦性などの調査も行っています。
 
―大変なことはなんですか
鈴木 航空灯火施設をはじめ、施設の修繕や更新工事などは動作確認まで含めて空港の運用や運航に影響のでない夜間など限られた時間で実施しなければなりません。時間との闘いが一番大変な点ですね。
佐藤 航空法で山形空港の周辺3㎞以内は一定の高さを超える建物や樹木、クレーン等の設置は原則禁止されています。その周知や監視、測量調査など、空港の施設以外にも気を配る必要があることも大変ですね。
 
―将来に向けた工夫や変更などは?
鈴木 近年SAF(持続可能な航空燃料)が注目され、空港自体のカーボンニュートラル化も加速しています。今年度から航空灯火のLED化を進めて使用電力を削減し、温室効果ガス排出の削減に努めていく予定です。
佐藤 快適な空の旅を支えられるように引き続き日々の点検補修作業を確実に行います。滑走路の舗装改修工事の時期も来ているのでその準備も進めていきます。
 
―今後の展望をお願いします
鈴木 新型コロナの感染状況が落ち着きをみせ、今後航空便数の回復が期待されます。引き続き多くの方に安心してご利用いただける空の玄関口としての役割をしっかり果たしていきたいと考えています。そのために安全確保を最優先として災害や突発的な事象・事態にも適切に対処できるように日頃から備えていきます。また来年は9月の山形空港フェスティバルを開催したいと考えています。間近で見られるひこうき公園もあります。ぜひおいでください。

やまがたの街の情報はSNSでも配信中!