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2022.08.22

【9月号巻頭特集】中山町

趣のある黒塀

NPO法人柏倉家文化村/飯野 桂子さん(右) NPO法人黒塀の里山保存会/後藤 勇三郎さん(左)

旧喜作家内。母屋は解体されたが、蔵前の廊下部分が残る

ゆっくり歩きたい黒塀の町並み

岡縁里イベント時の様子

岡縁里は幅広い年代の方が利用

Oraiカフェは憩いの場に

黒塀の里山保存会の紅花染めワークショップ

街並み散策マップ

自然と調和した情緒ある美しい景観を歩く
〜地域に守られ受け継がれる 屋敷群と黒塀の町並み〜
 
歴史と自然豊かな、しっとりとした趣ある町並み
江戸時代、最上川の酒田船の終着河岸にほど近い中山町岡地内には、旧柏倉家住宅(国指定重要文化財)をはじめとする当時の豪農屋敷が残り、屋敷を囲う黒塀が趣を見せています。この黒塀はもともと広大な屋敷と庭園を擁した旧柏倉家が最初に張り、周囲に建てられた分家や隠居別居した屋敷でも同様に黒塀を巡らせていったものではないかと伝えられています。その総延長は約1,000mにもなり、当時の威風を想像させます。また、黒塀だけでなく昔ながらの屋敷の佇まい、黒塀越しに悠然と立つ蔵の白さ、周囲の水路や豊かな自然、そしてそこに息づく生活感が相まって、重みと歴史を感じさせる情緒に繋がっています。
黒塀はその黒さが趣を醸し出す要。この町並みと景観を守るため、地域の方たちが黒塀の塗り直しや見回りなど保全活動に努めているとのことです。また、日本遺産「山寺と紅花」の構成要素でもある紅花栽培やひなまつり等を通して、地域の活性化が図られています。
皆さんも趣ある黒塀の通りを歩いてみませんか。
 
 
Q.どのような保全活動を?
飯野 「黒塀守り隊」を結成して黒塀の補修や塗作業をしています。現在コロナ等で活動は減っていますが、黒塀を持つ分家当主から依頼があって今年も準備をしているところです。
後藤 黒塀は相当な面積があり保全は一個人や一団体だけでできるものではないので、協調しながら、また地域の皆さんの力をかりて黒塀を守っていくことが大事だと思っています。「黒塀と豪農屋敷」がこの地域のポイントなので皆で残していかないといけません。
飯野 一度お手伝いしただけでも自分が塗ったという思いが蓄積され愛着がわくので、なるべくオープンにしていきたいと思っています。

Q.屋敷等を活用した取り組みは?
後藤  旧柏倉家住宅(九左衛門家)では一畳雅廊という展示スペースを設けて、季節ごとに柏倉家ゆかりの品を展示しています。また、柏倉清右衛門家・アトリエやませでは紅花まつりにあわせて、ブローチ製作等のものづくりワークショップを開催した他、定期的に紅花染めワークショップを開催しています。
飯野 旧喜作家で岡縁里という居場所作りとOraiカフェをしています。紅花まつりのときに敷地開放して夏まつりをしました。周辺を回ってくださった方が多かったです。冬の雪遊びなど子どもと高齢者の交流もしています。

Q.地域の案内やガイドは?
後藤 地域の町並みガイドはありませんが、中山町観光協会に観光ガイドひまわり会というのがあり町内の観光地を案内しています。この岡地区はコンパクトに回れる地区で昔からの歴史ある道が通っているので、観音堂や公開している豪農屋敷を見て昔の精神文化や町並みの雰囲気を周遊して楽しんでいただけます。
飯野 道が複雑に入り組んで高低差もあるので、歩くと変化が楽しめるところです。実際暮らしている方がいて生活が感じられる、地味でもそれが魅力だと思うのです。朴訥で上手に案内はできないかもしれませんが、岡縁里にお寄りいただければできるだけ対応したいと思います。

Q.読者へメッセージを
後藤  中山町は県内で一番小さい町ではありますが、ちょっと入ると見どころ食べどころがたくさんあります。ぜひいろいろなところを見て体験して食べて、楽しみに来てください。

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